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日本の大学を卒業後、アメリカへ大学院留学。アスレティックトレーナーとして、現在はテキサス州ヒューストンにて高校ATCとして勤務中。資格を取ってもまだ日々勉強です。4年ぶりの都会暮らしを楽しんでます☆


by kanaeinoue
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Making Decision

昨日の夜いっぱい書いてたのに、書き終えずに寝たら消えちゃいました。。。
うー、ひどい!内容ぜんぜん覚えてないけど、また書くぞー。

えっと、昨日はまた(?)ボスとガチンコで喧嘩しました。
でも、ちゃんと話して仲直りしましたから大丈夫です。
こんな負けん気の強いわたしを許してくれるなんて、
今までは反抗心ばっかりだったけど今はかなり落ち着いています。
まぁ、まだまだ問題はあるけどね。。。

元を正せば、わたしはボスのなんともまー適当な評価がとっても嫌だったわけです。
どう考えてもドクターに診せるべきだろう、練習はアウトにしないっていうのは
まだ理解できても、ちゃんとケガを判断できていないだろう、、、と思っていたわけ。
明らかにね。あまり詳しくはもうめんどくさいので書きませんが
私の評価だってそこまで外れているわけではないし、折れている折れてない
くらいの識別だってできるのに、、、とそこでもう私はかなりムカついてました。

けど、うちのヘッドコーチはかなりの特殊なコーチでとにかくドクターがキライ。
地元のドクターに見せたら、3週間アウトと言って試合に出れないのがオチだと。
それは、たしかにごもっともだと思うんですよね。
チームドクターなんかはみんな整形外科。ファミリードクターなら捻挫でもなんでも
3週間くらい、って言っておけば、何も問題なく復帰できるだろう、、、という
考えな訳ですから、、、それは日本でもそうだったし、だから病院に行っても
スポーツドクターにしかお世話になりませんでした。
Freshmanの選手が自分で病院に行ったらしく、3週間ダメだって。と
捻挫の足を見せて堂々と言って来たので、「あんたフットボールじゃなくて違うスポーツやったほうが良いよ?」と言っときました。捻挫くらいで休むな!って
なっちゃいますからね、、、ほんとに。もちろんどのくらいひどいかにも寄りますが。

こいう理由から、なるべくドクターは最後の最後の最終手段として取っておく。
しかも地域的に貧しい生徒が多いから、そこまでドクターのお世話になれない。
うちにはチームドクターがいませんが、だれもやりたいとは思えない場所。
いろいろ事情があって、今の状態になっているんだということを話しました。

わたしがかなりUpsetなのは、常に学校にいるのはわたしで(フルタイムだから)
生徒が報告してくるのもわたしなのに、私が見たケガの判断をコーチに伝えても、
それが練習のときに実際そのまま適用されずに、かなり遅刻してくるボスを待って、
準備ができている選手を待たせて、判断を仰がねばならない、ということなのです。
それは私の判断が間違っているとかなんとか関係なく、そうしなければいけない、、、
という状況がもうイライラ、ストレス。
私はもう選手をプレーさせる気満々で、キャストも作ったしトリートメントもやった。
その状況も知らず、学校に来れずに後から来ていきなり現れて、
「腫れを取るんだーーー」って言っても、、、、ねぇ?って言う感じだったんです。
(実際もし骨折してたら腫れを取るも何も、、、動かせないわけですから)

結局昨日の選手はコーチの意向もあってたぶん今週もまた練習はしないでしょう。
でも、金曜の試合は出ると思います。ここからが、私たちの腕の見せ所。
今日レントゲンだけは取る事を許されましたが、地元のではなくて街の整形外科に。
とりあえず写真を見て、何もひどい状況がなかったら、キャストしてGoかな、、、

そこには必ずLegal的なものが絡んでいるので、
ボスはわたしにその責任を負わせたくはないんだと。
まだATC1年目でこのシビアなコーチとのやり取り、責任は重すぎるし、
経験がないと何をしても不利に働く可能性が高いから、と。
これはさすがにごもっともでしたね。わたしは必ずしも正しい判断はできません。
けど、そこで起こっているすべてのことを正しく理解する事はできますよ、
と言いました。だから、もっと報告してみた事すべて、
思った事すべて話すようにします。とね。。。そんなこんなで仲直り。

わたしは昔っから「自分でやりたい!!」根性ばっかりで、けっこう頑固なんです。
それはダメなんだよなーーと思っているし、もっと学ぶ姿勢を持たなければ、、、
と思うんですが、あまりにもわたしだって間違ってることしてない!という自信が
今回は多かったので、対立してみました。
何もかも予測で行動していたら高校生の言い訳と同じじゃん、って思ったし
Certainなことをしていかなければ絶対トラブルが起こるって分かってるしね。
そこがボスにも足りないところだし、何よりもまず時間を守ってほしい。
忙しいのは分かるけど、あなただって雇われているんだから責任を持ってこないと。
ってのもちゃんと言いました。そこはかなり言い訳してましたけどねw

さて、今日からはもうちょいうまくやっていけそうです。w
何もかもうまく行く関係なんてあり得ないんだなーと思う反面、
ちゃんと歯向う人にも対応してくれるボスで良かったな、と思いました。
何よりも彼が言ってたこと、
I know you're right, but we need to know the coach more to take care of injuries.
とね。要はそこなんだ、って、、、わたしが今一歩甘かった。

トレーナーは自分たちの仕事を全うするのが仕事だと、、そう思っていたけど
実際チームにしたら、正しい事をしているかどうかなんて関係ないこともある。
チームは勝つ事が仕事で、私たちはそのサポートをしているんだから。
もし、トレーナーの安易な判断で選手がプレーできない、ってなると、
それが大きな選手であればあるほど、勝敗に関わってくる。
なんでもかんでもドクターに送れば正確な診断が得られるかもしれないけど、
それを欲してないコーチだってたくさんいる。試合に出せー使わせろ!というタイプ。
そこは、自分の考えを押し通すのではなく、もっと柔軟に時間をおいてコーチと話す、
選手に説明する時間を作っても、試合に間に合えばそれでOKだと。
ここが、もう①ステップ、わたしが学ばなければいけない部分だな、、、
と痛感しました。
もちろんこれは試合中には適応されませんが、試合中はもっと簡単かな。

今までは最終的な判断はACIなどがやっていたし、
日本にいたときはドクターに頼りまくりだった。
けれど、今度は自分のもっと正確な判断を磨いて、
もっと計画的な精密な対処をすることを学ばなければいけない。
これが、腕を上げる、ってことなんだと思う。

なかなか面白くなって来たぞ、、、
ちょっとプレッシャーもありますが楽しくなって来た。
これこそが、この1年で必要なことだな、と思う。
もっと経験を積む、スキルをあげる。いろいろ見てやって失敗して学ぶ。
いやー、問題は山積みだけど、良い経験してるな、と思います。
改めてボスに感謝。反攻してゴメンナサイ(笑)
あまり悪いとは思ってないけど、、、w 分かってくれる人で良かったです。

ってことで、今日は病院に連れて行ってきまーす。
どうか折れていませんように・・・・・・
by kanaeinoue | 2008-10-07 22:33 | Athletic Training