日本の大学を卒業後、アメリカへ大学院留学。アスレティックトレーナーとして、現在はテキサス州ヒューストンにて高校ATCとして勤務中。資格を取ってもまだ日々勉強です。4年ぶりの都会暮らしを楽しんでます☆


by kanaeinoue
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What's the next goal?

こんなにブログを頻繁に書いているなんて、なんて暇人なのでしょう。
なんて、いわないでね・・・
暇なときこそ、自分と向き合う時間が増えるってことでもあるからね。

今の目標は、ATCになること。目標というより、不可欠なもの。
これをクリアしなければ何も始まらないから、それしかないんだけど。
でも、ちょこっと次のことも考えたりしてる。

ここ数ヶ月は自己嫌悪、自己否定、そして自己激励などなど
いろんな感情のもとインターンとしてコメッツで働いて来た。
インターンとはいえども、これは無給であり
わたしがいてもいなくても、チームのオペレーションとしては何も困らないし
お給料が発生していないから、マネージメント側は私の存在を知らない人すらいる。
これについては、一切不満はない。自分が望んでやったことだ。

ここで働いていた間に、思ったこと、考えたことがいくつかある。
言わずとも、アスレティックトレーナーが働く時は、周りの協力が不可欠だ。
それは選手を病院に連れて行く、ドクターに診せるというのもそうだし
選手の契約はチームがしているので、選手のケガをどうステータスとして
置くか、なども、ゆくゆくはチーム運営に関わってくるから。
女子でも当たり前のようにカットが行われ、移籍で違う選手が来る。
新しい環境に慣れるのに時間がかかる、、、なんて言ってる場合ではない。

プロのチームで働くということは、感情的になると到底できない仕事だと思う。
自分のPhilosophyを持つのもいいけど、柔軟に対応できる力のほうが必要だ。
選手はみんな違うことを求めて来て、その要望に応えられるのが第一。
そういう風にわたしのボスは言っていたし、実際にトリートメントを見ると
見るからにそんな感じ・・・

けれど、わたしはここにいる間ずっと思ってた。
本当に、選手の求めていることだけがすべてなのか?と。

これで高校で働き始めたら、また今までとまったく違う世界に入ることになる。
プロから高校・・・レベルが落ちている?なんてまったく思わないけれど
ここでしか学べないこともたくさんあると思う。
むしろ、日本に近い環境で仕事ができることに感謝したいな、と思う。

もともと、高校のときにこんな仕事やりたいなと思い始めたわたしは
日本のスポーツ界に必要なのはきちんとトレーニングを指導できる人だと思っていた。
自分でウエイトトレーニングを勉強していた頃、キネシオの講習会に行った頃。
ケガを予防できるトレーニング、補強ができるトレーニングが好きだったし。
痛みは自分の強さで我慢できるが、強くなるためにはトレーニングだと。
ま、それが今のわたしからすれば、かなり危険な行為でしたが。

なんだろー要はやっぱり「予防」なんだよね。
ヨガで感じたこと。わたしの腰痛はもう中学2年から続いていて
今まで良いという状態になったことがない。
かなり腰椎は後弯しているけれど、立つと前弯する。腹筋が弱い・・・
といわれるけれど、腹筋はそれほど弱くない。
でも胸椎がもう固まりすぎてしまって、後傾させることができない。
Half-moonとか、ほんとに腰ばかり動いてしまって、胸部が動かない。
動作改善をしたいけれど、結局自分の体がそれに慣れるまで待つしかないのかなぁ?
って。

ストレッチをしたほうが良い。
誰でもそう言うけど、じゃあそれが本当にどのくらい動作改善、柔軟性の向上
筋肉のFacilitationに役立っているんだろう?って考えると
もともと固くなった筋肉を無理に動かそうとしても、そのAntagonistが邪魔して
ROMは制限されるんだよね。
それをいくらフォームローラーやActive Releaseなどでリリースしても、
即効性はなく、しばらくはその痛みと付き合っていくことになる。
もしそれが最初痛みではなくても、それが痛みと感じてくるようになれば
選手はプレーが困難になる。よくある話だけど、IT band frictionなどが良い例だ。

その場しのぎのトリートメントやエクササイズでもダメだけれど
その日に効果がないトリートメントをしても、あまり意味がないのではないか。
これが、わたしの最近の疑問。
結局、わたしたちがいつもやっているトリートメントはその場しのぎであり
運動を続けている選手にとっては、あまり心地よい物ではないのではないか?
って、考えてしまうんですね。
BOCの勉強をしていてもそうだったけど、ケガのManagementの部分に常に
「RICE&Anti-inflammatory agents, NSAIDs」
と繰り返されているところに、ちょっと嫌気がさして仕方なかった。
自分の手では大してなにもできないから薬に頼るの?
私はアンチドラッグな人なので、選手に薬をあげるのは大嫌い。
RICEは生理学的に信頼できるとしても、たんにICEとHOTでケガは良くなるのか?
っていう疑問。
ま、ケガを治すのはATの役割ではないって言ってしまえばそれまでなのだが・・・

となると、やっぱりExerciseがいちばん効果があるトリートメントなのか?
と思えてくる。
でも、痛いと言っている人にExerciseをやらせることほど酷なことはないし
痛みの原因をなくさなければ、何も解決しないんだよね。
そうすると、やっぱりマッサージが多用されるわけだ。他に思い当たらなくなるから。


ATとしては、First-aidが第一の仕事なので、あまり治療やトリートメントに関しては
今まであまり深く考えないようにしていたけれど
いざプロに来てあまりにもマッサージを多用していること
それがその場で選手が痛みから少しでも解放されてプレーできることをいちばんに
考えて施されているものならば、それはATじゃなくてもできることだな、と思った。
そして、私達は決してマッサージのスペシャリストではない。
マッサージすること自体には否定的ではないけど、その技術に疑問。
Modalityの授業で1、2時間触りを勉強しただけだ。どうやって叩くか?など。
そんな人が、ケガの周囲の組織に無理矢理アプローチして、悪化させないのか?
って気もするし、マッサージそのものの効果って、かなりSuperficialだと思うし。
ま、Pain Controlにはなるんだろうけどね・・・


プログラムとして学んでいたこと、実際に大学でやっていたことと
プロという誰もが一度は憧れる場所で行われていたことのギャップに
自分がひとりのアスレティックトレーナーとしてどう適応していけば良いのが
分からない。
働くレベルが変わったからと言って、やることを変えた方が良い、とは思わない。
もちろん、人数の関係はあるかもしれないけれど、私がこれだ、と
信じられる物をやって、追求していきたいな、という気持ちがあるから。
ATの勉強をアーンハイムを読んでやっていても、最近あまりエキサイトしない。
そこに書かれていることが、知識としては必要でも現場では生かされないから。
私が向きたい方向って、どっちなんだろうな・・・。

っていういろいろです。
次のゴールを決めるのは、いつになるんだろうね?
自分の技術をあげるより、ほかのことに目がいくのかな。
いやぁ、、、分かりません。どうなることやら。
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by kanaeinoue | 2008-08-08 01:51 | Athletic Training