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日本の大学を卒業後、アメリカへ大学院留学。アスレティックトレーナーとして、現在はテキサス州ヒューストンにて高校ATCとして勤務中。資格を取ってもまだ日々勉強です。4年ぶりの都会暮らしを楽しんでます☆


by kanaeinoue
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"Dear Dr. Latin"

今日、朝授業が終わって、Computer labでメールチェックをしていたら、"Dear Dr. Latin"という題名のメールが来ていた。Dr. Latinは、今とってる授業の教授。先月から病気で大学から離れていた。「誰かが間違えて一斉メールでも送ったのかな?」と思って開いてみると、そこには衝撃の内容――

Dr. Latinは先週末に息を引き取ったという。病名はもちろんかかれてないし、今も知らない。今学期、彼の授業を受けたのはたった1回、すぐに病気になったという知らせが来て新しい講師になってしまった。本当に初回だけだったからどういう人だったかははっきり覚えてないけど、一度私用のために話しにいったら、すごく親切に答えてくれた。一度、体調を窺うメールを送ってみたけれど、返事はなかった、、、、、、なんだか信じられない。

彼がいなかったこの1ヶ月、私は授業の課題のことでいっぱいで、心から彼の心配をしていなかった。たぶん、また元気になって帰ってくるだろうと、そう思っていた。授業がきちんと講義されていなくてどんどん課題が闇の中に埋もれていくことを恐れて、それをこなすのに必死だった。まさか、こんなことになっているとは、思ってもみなかった。

なんか、すごく後悔。別に彼に対して何ができるわけでもなかったけど、こう自分の中で勝手に決め付けて相手のことを心配しきれず、そして目の前のことに追われてしまっていた自分に。もうクラスにも学校にも来ないなんて、なんだかショックだ。先生は今頃どんな気分でいるのかな。すごく責任感が強そうな人だったから、みんなに迷惑かけて申し訳ないなぁ、なんて思っているかも。でも、がんばって勉強して、授業を教えていた人が、引退してその先の人生を楽しむ時間がなかったんだから、ちょっと残念な気もする。お疲れ様、と心から言いたい。一生働き続けた彼の人生を祝うために、今週セレモニーが行われる。

なんか、なんともいえない心境だけど、とりあえず私は自分にできることをやるしかないかなぁ。
by kanaeinoue | 2006-02-14 01:56